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【ビジネス全般】だから、ぼくは農家をスターにする「食べる通信」の挑戦 高橋博之

こんにちわ、読書くんです!今回は最近おいしいものを食べることに興味をそそられたけっか、手に取った一冊(笑

 

だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦

だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦

 

 

【】

『食べる通信』編集長の高橋氏が、通信を築き上げてきた軌跡を紹介する本書。


高橋博之さんは青学卒業後、新聞記者になる為に三年連続で就活したが受からず、代議士のカバン持ちアルバイトに。出版社でライターをする等して、選挙の手伝いもしていたが、自分も立候補したく2004年に花巻市で立候補。毎日演説し続け、約一年半経ったころに現職議員が体調を崩して辞めて補欠選挙。そこで当選し最年少県議になったとのこと。

 

岩手県知事選挙に落選しても8年間毎日街頭演説を続けたが、引退し一次産業のプレイヤーとしての仕事を始めたとのこと。8年間毎日街頭演説されてる地域のみなさんが少し可愛そうな気もしました・・・笑

・会員登録制の定期購読誌として、東北食べる通信を創刊。
→中旬にメールで会員へお知らせ、会員は希望到着日を指定する。月額1,980円。
・初回、申し込み締め切りは2週間の期間がある中で、創刊号購読者は330人。1人につき6個の牡蠣を届けたので約2,000個出荷した。
・運営母体はNPO法人「東北開墾」が行う。プロボノの活躍で支えられる。
プロボノ=専門知識やスキルを活かしたボランティア。アメリカやイギリスで、弁護士の無料相談から始まった。ラテン語が語源。

 

プロボノは最近流行ってますよね。ただ大した活動もしてないのに登録だけして名乗っている人が多すぎるような・・・


・岩手では、水産加工会社に就職する事を冷蔵庫行きと言われて、ダメな人が行く所とされている。
・1970年、農家は約1,025万人。そこから年間約10万人の農離が続き、今は約239万人に。
→そのうち75%が60歳以上。40歳未満は約17万人。
・1970年、漁師は約57万人。今は18万人。過半数が60歳以上。
Facebookでファンページが盛り上がって、口コミでも拡がった。
・CSA(Community Supported Agriculture)=生産者が会員ネットワークを持つ生産物流の仕組み。
・アメリカ、ヨーロッパではCSAが既に広まっている。
→アメリカでは、小売店舗での生鮮食品が安全かつ新鮮ではなかった為、コミュニティ普及に繋がった。またJAのような組織が機能していなかった。
・食べる通信は拡大に伴い、各地での食べる通信を創刊、リーグ制で運営していくようになった。

 

数値感が面白いですよね。農家の減少の仕方よ・・・エンゼルバンクというマンガでは最新の農家のかっこいい姿が描かれていて非常に面白いです。IT化がまだまだ遅れている一次産業はブルーオーシャンではあるんですが、既得権益が強いんだよなあ笑

 

マーケティングを学ぶ本としては最適な一冊なのでぜひ手にとって見てください!

ではではー