外資ITのお金とキャリアの話

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【ビジネス全般】マクロウィキノミクス ドン・タプスコット&アンソニー・D・ウィリアムズ

こんばんわ、読書くんです。

 

 

ウィキノミクスとは?】
著者のドン氏はイノベーション、メディア、グローバリゼーションに関する世界的な権威。本書では新たなビジネスモデルの構築を実現する手法についてご紹介。

ハイチ共和国の大地震の5日後、携帯から発信されたメッセージで一人の少女が助けられた。ボランティアの中心に、ウシャヒディというケニアの小さなソフトウェア開発集団がいた。 彼らは被害状況を伝えるサイトをつくり、書き込みメールやTwitterが地図に反映されるように設計していた。政府機関が同じ事をやろうとしたら、多額のお金と1年以上の歳月がかかっただろう。それが数日のうちに、税金は一切使われずに災害情報サイトがつくられた。

ウェブを活かした新たなツールを巧みに使い、もっと豊かで、公正で、住み良い世界の構築に寄与しようとする事で、イノベーションが生まれる。 今は人類史上初めて、世界のどこからでも未来の創造に参加することが可能になった。

2007年に発行された前著「ウィキノミクス」ではマスコラボレーションにより、ソーシャルプロダクションを実現する新たな方法として定着すれば、ティッピング・ポイントに達して地球規模で商品やサービスが一変すると説いた。ウィキノミクス=ビジネスにおけるマスコラボレーションの技術と科学。ウィキノミクスが、マクロの社会に適用されるようになったのが現代。 今回これをマクロウィキノミクスと名付けたのである。

ウィキペディアリナックス、ヒトゲノム計画のように、大規模なコラボレーション作業が進行中のものもある。個々のスキル、アイデア、知性を大規模に集結させれば、未来や未来の世代に向けて社会構成を変える事が出来る歴史的瞬間を迎えている。問題は、コラボレーションから生まれる社会的、経済的イノベーションを受け入れる準備が社会に出来ているかである。

本書では我々がインターネットという技術によって、非常に面白い時代を生きているとともに、その恩恵を拒むのも自分たち自身であることを問いてくれている、非常に興味深い本であった。(あ、なんか僕の口調も固くなってきてしまった笑)

本のおかげで、僕たちは一段高い視座を瞬間的に持てる魅力がありますよね笑 ぜひ手にとってみて!

本が苦手な人はまずフライヤーで検索。

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ではではー