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【経営】経営戦略立案シナリオ 佐藤義典

こんばんわ、読書くんです。今回は経営系の一冊。

 

経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)

経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)

 


【戦う市場を決める】
佐藤氏はコンサル系の起業家。起業するまではNTT⇒外資系メーカー⇒外資マーケティングエージェンシーを渡り歩いてきた強者。戦略を考える上での考え方や重要ワードを細かく書き記した一冊。

・競合を整理し、戦略を変える
直接競合…同業者。マクドナルドなら、ロッテリアモスバーガー等。  
間接競合…ファーストフードという括りでの競合。吉野家富士そば等。

業界一位なら、間接競合も含めて考えシェアを伸ばす。二位以下なら、まずは直接競合に勝つ。 競合は顧客が決める。だから顧客視点で考える。顧客のベネフィットは何か?これで競合が決まる。 ここらへんはランチェスター戦略呼んだほうがよいかもです。

・差別化する
差別化出来る強みを定義する。この強みも顧客が決めるもの。そして競合により、強みは変わる。お客様の価値判断軸はいかにまとめられると考えられる。
①手軽軸…手軽さ。②商品軸…商品の良さ。③密着軸…自分個人を理解してくれる。

差別化の軸は絞る。この意思決定こそが戦略。
リッツ・カールトンのエンパワーメント(権限委譲)は密着軸のサービスで差別化を図るため。差別化軸の組み合わせで勝負する。どこも勝てなければ、戦場を変えるという方法もある。

・顧客価値に合わせる
顧客を絞らなければ負ける。どの顧客に価値提供するか。顧客を絞る方が、本当に顧客にとって価値提供が出来るようになる。そのためにはターゲットについてより深く知る必要がある。

当たり前のことではあるんですが、それを言語化し整理するのがコンサルの強みだよなあと。彼らは大枠を捉え言語化&図しかするのがマジでうまい!一度数年くらいはコンサル業界で働いてみると、ここの力がついて非常に良いと思っています。コンサル思考を学びたい方は是非本書を!
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ではではー