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【経営】実践経営哲学 松下幸之助

こんばんわ、読書くんです。さて、読書くん大好き松下幸之助氏の一冊です。

 

実践経営哲学 (PHP文庫)

実践経営哲学 (PHP文庫)

 

 

【経営とは】
ということで、相も変わらず幸之助先生の場合は、脚色するのはおこがましいので、要約という名の抜粋をさせていただきます笑

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まず経営理念を確立すること
私は六十年にわたって事業経営に携わってきた。 そして、その体験を通じて感じるのは経営理念というものの大切さである。 いいかえればこの会社は何のために存在しているのか。この経営をどういう目的で、 またどのようなやり方で行っていくのかという点についてしっかりとした基本の考え方をもつということである。

事業経営においては、たとえば技術力も大事、販売力も大事、資金力も大事、また人も大事といったように 大切なものは個々にはいろいろあるが、いちばん根本になるのは、正しい経営理念である。 それが根底にあってこそ、人も技術も資金も初めて真に生かされてくるし、 また一面それらはそうした正しい経営理念のあるところから生まれてきやすいともいえる。 だから経営の健全な発展を生むためには、まずこの経営理念をもつというところから始めなくてはならない。

そういうことを私は自分の六十年の体験を通じて、身をもって実感してきているのである。 しかし実をいえば、私自身事業を始めた当初から明確な経営理念を持って仕事をしてきたというわけではない。 私の仕事はもともと金井と義弟の三人で、いわば食べんがために、ごくささやかな姿で始めたことでもあり、 当初のあいだは経営理念というようなのものについては、何らの考えもなかったとってもいい。 もちろん商売をやる以上、それに成功するためにはどうしたらいいのかをあれこれ考えるということは当然あった。 ただそれは当時の世間の常識というか、商売の通年に従って、いいものをつくらなくてはいけない。勉強しなくてはいけない。 得意先を大事にしなくてはいけない。仕入れ先にも感謝しなくてはならないというようなことを考え、それを懸命に行うという姿であった。 そういう姿で商売もある程度発展し、それにつれて人もだんだん多くなってきた。 そしてそのときに、私はそういう通念的なことだけではいけないのではないか、ということを考えるようになったのである。 つまり、そのように商売の通念、社会の常識に従って一生懸命努力することはそれはそれできわめて大切であり、立派なことではなるけれども、 それだけではなく、何のためにこの事業を行うかという、もっと高い生産者の使命というものがあるのではないかと考えたわけである。
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幸之助先生のすごいところは、徹底する力だなあと改めて思うわけです。記載あるように、最初は何か大きなことを志していたわけではなかったと。正しいことを徹底的にやり続けたことによって今があるのだと。企業の経営がおかしいときは、必ず何かしらの不正が起きます。つまり良い経営をしているときほど、正しいことが行われているということですね。やっぱり幸之助先生の著書は一冊もらさず読まないとなあ。
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ではではー