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【マーケティング】「売る」から「売れる」へ。 水野学

こんばんわ、読書くんです。今回はマーケティング、その中でもブランディングに関する一冊。

 

 

ブランディングデザインの考え方】
水野氏は1972年東京生まれ。1998年、グッドデザインカンパニーの設立者で、ミッドタウン、中川政七商店、くまモン等の仕事をしてきた方。

水野氏いわく、売れる為には大体以下3つが重要だと。
①発明する。②ブームをつくる。③ブランドをつくる。

例えば1950年代は三種の神器、60年代は新三種の神器と呼ばれる家電が売れた。不便がたくさんあったため、その不便を解決するための発明をすれば、モノがバンバン売れたんですね。

その後、◯◯社のものが欲しい、と、どの企業がつくったものかが重要視されるようになった。 このNECが先駆けで、ロゴマーク、広告等でイメージアップ戦略を行った。 そしてバブル崩壊。今はデフレ化し、安くて優れた商品だらけ、機能やスペックで商品を選べなくなった。 そこでいま来ているのがブランディングの時代なんですね。

ブランドとは元々、牛などの家畜につけた焼き印を意味しています。ブランドとは「~らしさ」ということ。ブランドイメージは、河原で石を積み上げていくようなもの。一つ一つ、商品、パッケージ、店舗、広告…といったものが積み重なる。

ブランドとは、見え方のコントロールである。そしてそのためにあるのがデザイン。デザインには①機能デザイン。②装飾デザインの2つがあり、この2つを混同しないことが大事。

伝えるべき内容を整理した上で、それをより良く伝えるにはどうか?をデザインする。 社会に出てからすごく大事なのに、学校で習わないものが「センス」と「段取り」であると。センスとは、集積した知識をもとに最適化する能力である。まず知識が大前提となり、後天的に身につけられるもの。

センスの磨き方は3つ。 王道、定番を知る/流行を見つける/共通点を見つける、ということ。本書で一番はっとさせられたのはここですね。誰もがデザインと聞くとセンスと考え、センスは先天的なものだと信じている。この偏見を取り除けるきっかけをもらっただけでもこの本に出会った甲斐があるというものです笑 みなさまぜひ手にとって見て下さいませ。
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ではではー