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【自伝】ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか ジェローム・シュシャン

こんにちわ、読書くんです。今日は伝説の高級お菓子会社の日本支社にて、売上を爆上げしたジェローム氏の一冊。

 

ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか?

ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか?

 

 

ゴディバジャパン 売上増加の背景】

ジェローム氏は元々「禅」に興味を持っており、大学時代は日本をヒッチハイクで旅行したほどの日本好き。宝石⇒アパレル⇒モエヘネで実績を出し、2010年にゴディバ・ジャパンの社長に就任した。

 

ジェローム氏は5年で2倍の売上増加を達成するという偉業を成し遂げる。そのビジネスの秘訣を説明するときに、ジェローム氏は常に弓道を例えに説明をしている。


正射必中「正しく射られた矢は、必ず的に当たる。」という弓道の考え方がビジネスでも同じ。お客様の事を考え良い商品を作れば結果は必ずついてくる。なので当てるのではなく、当たるというのが大事。そしてこれも弓道の考え方で、当てにいくのではなく、当たるように弓を射る、という思考を軸にしているとのこと。


就任当初、ゴディバは高級だが店には入りにくいというイメージでした。それを両立する方法をまず考えたといいます。そこで考えたのが、「アスピレーショナル(憧れ)&アクセシブル(行きやすい)」。このコンセプトのもとに、当たるように弓を射る戦略を立て始めました。


新戦略は、テレビ広告、新製品、コンビニなどの販売チャネル改革。今までのように高級路線のみで開拓していたチャネルをいっさんまっさらにして、素直な心で考え直すことで、オオナタを振るうことができたのです。

 

これ以上の細かな話はなかなかのネタバレになるので一旦、伏せておきまして笑、ジェローム氏について調べていたら、在日フランス商工会議所にも寄稿してました笑そこで印象的な一文は、「的を上手く射抜くためには、射手はいわゆる「射法八節」を忠実にこなさなければなりません。矢を放つ前の八節を正しく守れば必然的に的に当たる(正射必中)ということですね。師範は常にこれら八節を完璧に身に付けられるように弟子を指導するのであって、上手く的を射ることを教えようとするのではありません。こうした考え方には非常に前向きなところがあります。ここに示されているのはひたすら練習に集中すれば常に上達を実感できるということですから、的中したかどうかで一喜一憂することもなくなるわけです。このようなものの見方は、人生や仕事など弓道以外のさまざまな場面に適用できます。例えば会社が」というもの。

 

なんかね、清くて尊敬。日本人より日本人らしく、ひたする弓道について語ってました笑。ぜひ手にとって見ていただきたい一冊です。

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ではではー