【マーケティング】検索連動型広告を成功に導くSEM戦略 紺野俊介
こんばんわ、読書くんです。今回はここ数年みんなお悩みのWebマーケティングについての一冊。
- 作者: 株式会社アイレップ,SEMコンサルタント,紺野俊介
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: 単行本
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【SEM戦略をどうするべきか】
紺野氏はWeb広告代理店の先がけ、アイレップ社の取締役。今回はWebマーケティングの中でも、Web広告の重要手法「SEM」についての本です。
そもそもSEMとは「SEOとリスティング広告を組み合わせた」手法です。SEMは検索キーワードに含まれるユーザーの意図をターゲティングする事で、その分野に興味がある人にだけ広告を見せることが可能となります。
リスティング広告は、効果的に興味がある人にだけ広告を出せる点、広告がクリックされなければ出稿料金がかからないなどのメリットがある。Googleはページランクという独自技術でページをランク付けした事で信頼性が高い。
アドワーズ広告とスポンサードサーチの違いは、広告が表示されるサイトが違う事。どちらも、不正と思われるクリックはカウントしないという防衛システムがある。例えば、同一のIPアドレスからの短期間で複数回のクリックは、1回としかカウントされない。
アドワーズ広告は、1クリック1円から入札できる。競合がなければ、100回クリックされても100円というのが魅力。最初の設定画面で予算設定が出来るうえに、事前に上限予算を入れておけば使い過ぎる事はない。
アドワーズ広告は、入札額×品質スコア=広告ランク。この広告ランクが高いほうから上位表示される。ただ品質スコアはブラックボックスで明らかにされていません。まあここらへんは仕方ないですね、わかっちゃうとひたすらランクを上げるためだけの手法が拡散されて、本質的なものになりませんからねー。
キーワード選びのポイントは2つ。
①できるだけクリックされる回数が多そうなキーワードに広告を出す。
②1クリックに出せる広告料金を損益分岐点かつ予算内に抑える。
クリック率は、クリック回数÷インプレッション回数。どんなに高くても10%を越える事はめったになく、5%程度が目安であると。
コンバージョン率は、コンバージョン回数÷クリック回数。こちらも1%程度が目安。
キーワード選定のポイントは3つ。
①どういうキーワードで出すか。
②どういう広告文を表示するか。
③どのページに誘導するか。
キーワードはGoogleのキーワードツール等で調べると良い。広告文はランディングページとセット。
などなど、ものすごく具体的でためになる情報ばかり。。。IT系に勤める人でマーケ職以外の方々も少なからずこういった知識を持っておくと、視座が違ってきますね。ぜひぜひ手にとってみて欲しい一冊。
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ではではー