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【経営】孫正義の参謀 ソフトバンク社長室長3000日 嶋聡

こんばんわ、読書くんです。今回は経営者!と思わせて、中々ない参謀シリーズ笑

 

孫正義の参謀: ソフトバンク社長室長3000日

孫正義の参謀: ソフトバンク社長室長3000日

 

 

【悲観的に準備し、楽観的に行動するのが最高のリーダー】
嶋氏は一言で言うと異色の経歴の持ち主。衆議院議員ソフトバンク社長室長⇒政界再進出模索、挫折⇒ミクシイ・オークファン取締役という経歴で、もうひっちゃかめっちゃか笑 こんな嶋氏が社長室長目線で見てきた孫正義ソフトバンクを語っていく。

孫氏を通じて「リーダーとは」を改めて学んでいった嶋氏。
2兆円という現金によるボーダフォン買収時に、孫氏はソフトバンク子会社のソフトバンクモバイルにて買収を行い、本体は2000億円の資本金提供にとどめる、財務戦略をとった。リーダーは勝負に臨むにあたり、最悪の事態を常に想定に入れておかなければならない。そしてその備えを表には出さない。表面的には常に楽観的な態度を示し続けなくてはならない。

例えばリーマンショック時に株価の大暴落を経験。その時は2000円台から一気に645円まで下落したとのこと。これは本当に吐いただろうな笑。絶体絶命のタイミングで孫氏は「大化の改新か」という一言で周囲の緊張をほぐし、笑いをもたらしたと。 イギリス人に代表されるアングロサクソン民族は、危機的状況時にまず笑いを求める習性があるとのこと。リーダーは従業員全員のポテンシャルを最大限高めトップを上げていくもの。そして最大限高めるのは、恐怖やストレス下ではなく、楽しんでるときなんだよなあと、読書くんの経験的にも。

 

【一人を動かし、大きな流れを作る】
東日本大震災の際、福島の避難所から九州への避難を示唆したが、誰も動いてくれなかった。こういったときはとにかく最初の一人を動かすまで粘り強く接することが必要である。一人が動けば、そこから大きな流れを作り出すことが出来る。まずはキーマンに自分の意志をとことん語り、理解してもらい、行動してもらうことが大事だと。

施策を打つときも、その施策を打つ上で一番全体への影響力が高い人をオーナーに置くべき、というのが読書くんの体験談。それほど新しい施策というのは、誰にとっても億劫なんですよねー笑

孫氏についての話も、嶋氏の考えも非常に参考になる一冊なので、ぜひ手にとってみてください。
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ではではー