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【ビジネス全般】会社が放り出したい人 1億積んでもほしい人 堀紘一

こんばんわ、読書くんです。

 

会社が放り出したい人・1億積んでもほしい人

会社が放り出したい人・1億積んでもほしい人

 

 

【コンピテンシーで見抜く】
著者は株式会社ドリームインキュベータ代表取締役会長の堀氏。
東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、1973年から三菱商事に勤務。からの、ハーバード・ビジネススクールでMBA with High Distinction(Baker Scholar)を日本人として初めて取得後、ボストンコンサルティンググループで国内外の一流企業の経営戦略策定を支援する。ピカピカすぎでしょw

そんな堀氏が分析する優秀な人と優秀でない人の違いを様々な切り口で紹介しているのが本書。

 

・会社が欲しい人、いらない人
そもそも、現状市場ではどういった人材が求められているのでしょうか。3大人材輩出企業(リクルートが大きくなる前)として、以前は野村證券、日本IBM、ソニーと言われていました。

 

当時の3社に共通していることは
①現状にあまんじることなく、常に最先端の先取りしようとする社風がある
②社員教育に力をいれつつ、実力主義の社風がある
ということ。こういった伸びようとする会社が欲しい人の3つの特徴が
①仮説が構築できる
②実行できる
③みんなと力を合わせて仕事ができる人
ということ。先に挙げた三社は、こういう人材になる素養のある人の採用&教育体制が整っていたんでしょうね。

 

逆に放り出したい人の3つの特徴
①マイナス思考の人
・なんでもかんでもマイナス点を上げネガティブな発言をする
・100個売れない商品があっても、1回売れる商品が成り立つのがビジネス
②デマを飛ばす人
・本人は深く考えていないが、人から聞いた話を面白おかしく話す
・知らない間に会社の信用を失うので、辞めてほしい
③ヤル気のない人
・仕事ができないのは、努力さえすればいつかできるし周りもフォローできる
・やる気がないのは、他人までやる気がなくなるので質が悪い

 

①③は人間波があるので、一定期間は仕方ないかなあとは思います。よほどの傑物でなければ人生において一回も①③の期間がないわけないですからね笑

多分直しようがないのは②の人。これは育ちが大いに関係してくるので、社会人になってから矯正するのは難しい。ただ堀氏観点でいうと、①~③の何かしらの要素を持っている人は放り出したい人(パフォーマンスが上がらなかったり、組織にとってマイナスになる人)ということですね。

 

組織としてそういった人が幅を効かせていないか、ひいては自身がそうなってしまってはいないか、を問い直すようなきっかけとなりました。他にも出世する人・しない人、経営者になるような人、などなどを上手く言語化してまとめているので、ぜひ読んでみてください!!ではではー