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【シンギュラリティ】遺伝子医療革命 ゲノム科学がわたしたちを変える フランシス・S・コリンズ

こんばんわ、読書くんです。今回は人類が向き合った方がオススメな医療関連のシンギュラリティについて。といいますか記念すべき100記事目!その100記事目が硬い!!!笑

 

遺伝子医療革命 ゲノム科学がわたしたちを変える

遺伝子医療革命 ゲノム科学がわたしたちを変える

 

 

【ヒトゲノム医療の現状】

著者のフランシス氏はアメリカ合衆国の遺伝学者で、アメリカ国立衛生研究所長を務める人物。アメリカ国立衛生研究所は、1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究の拠点機関とのことで、これだけでフランシス氏の権威がうかがえるというもの。


氏いわく医療はパラダイムシフトを迎えており、DNA配列はやがて、適切に暗号化されたうえで電子カルテの一部になり、医者が判断する際の重要な情報になるだろうと。

病気の症状が出るまでは健康、病気と診断された後は標準化された治療を受けてきた。これでは本当に悪くなる前に人体のメンテナンスはできなくなる。遺伝子欠陥は人によって異なるので、治療法もそれぞれ異なる事になることがポイントだと。

2000年、ヒトゲノムの90%を解読することに成功した。これは生物学の世紀の瞬間だった!一方、現実に何か変えられたかというと、そうではない、まだまだの面も多かった。

DNAはあらゆる生き物に共通する言語である。一つの生物種のすべてのDNAをゲノムと言う。ゲノムの大きさは塩基対の数であらわす。ヒトゲノムには約30億の塩基対がある。ヒトゲノムは他と比べて大きいわけではない。両生類や植物のゲノムでヒトゲノムの100倍以上のものもある。 もうこの時点で相当おもしろい。。。

本書を見て改めて思うのは、世の中には人智が及ばない、というか理解が追いつかないことがまだ無数にあるということ。それだけでおもしろい人生になるなあと笑

多分現代人が自身の人生に飽きたり、絶望してしまっているのは、ITによってなんとなく世の中を知った気になってしまっているから。本当はまだまだわからない魅力的な事象が世の中にあふれているのに、非常にもったいない。。。ワクワクがどれくらい世の中に残っているのかを簡単にわかるサービスがあれば、もしかしたら面白いかも笑

知的欲求心が高い人は一度手にとって見てほしい一冊。
とはいえ本が苦手な人はフライヤーで検索w

電子書籍派のあなたはhontoで。

ではではー