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【ビジネス全般】経理の超基本 宮森俊樹・葛西安寿

こんばんわ、読書くんです。今日は役職者になるなら最低限知っておきたい経理についての一冊。

 

イラスト図解 経理の超基本

イラスト図解 経理の超基本

 

 

経理の仕事とは何か】
今回はいつもと違い税理士事務所所属の方々が書いた本。タイトルの通り超基本、なんですが、意外と経理の仕事を理解している人は少ないなと。働く上で数字にかかわらない人はいないのですから、最低限は抑えておきたいですよね。

経理の仕事とは会社で行われている事を、ルールに沿って全て記録していく仕事です。もうこの表現自体が知らない人から来るとしっくりこないですよね。

どの会社でも共通の経理の仕事は、帳簿をつける事なんです。もちろん記録するといっても、感覚的ではなく、全て数値で捉える事が特徴です。また、様々な部署との連携が必要で、各部署の情報を吸い上げ、書類作成し経営陣に伝える事も重要な仕事となっています。どこかの会社の経理部の人が、経理は数字を使って経営陣に諫言できる唯一の部署だ!と声高に言ってました。かっこいい。。。


また、1つのミスが重要なインパクトになる為、ミスをしない事が重要となります。経理の方に几帳面で慎重な性格な人が多いのはこういうことですね。

その中でも、決算書をつくる事が経理にとって一番の大仕事です。日の仕事、月単位の仕事、年に1回の仕事と仕事は分類されます。マイナンバーは会社にも番号があり、従業員の個人番号も知った上で、社会保険加入手続や源泉徴収票の作成をする必要があります。

印会社では、数万円から数十万円のお金を常に金庫に保管しています。これを現金、または小口現金といいます。小切手は買掛金や固定資産の支払いに使い、小切手を受け取る側は、10日以内に銀行に行き現金に変えることとなります。

6ヶ月以内に2回不渡りを出すと、全ての金融機関と2年間当座取引ができなくなるというのは驚き!!!!!キャッシュ・フローが重要、と聞きますが、これは相当恐ろしいっす。。。

また経理の重要業務に月単位の試算表があります。経営陣はこの数字を見て経営計画をたてていくからです。試算表はあくまで社内用ですからスピードが重要です。決算書は社外用なので性格が全く違います。株主総会で決算書の承認を得た後は、年度末から2か月以内に、税務署等へ確定申告をする必要があることも「へー」ですね。

決算書作成前は、決算整理を行う。ここでは残高確認を正しくするのがまず重要。会社が納める税金は3つ。法人税地方税。消費税。地方税、というのは聞き慣れない言葉ですが、単語として頭にインプットしておくといいですね。

これだけでも基礎知識として覚えておくだけで、経理部門との仕事がしやすくなるのではないでしょうか。会社内には様々な部署があり、必ずと行っていいほど他部署と連携していかなければなりません。連携の際にはその部署の業務を理解しているのとしていないのでは雲泥の差が出てくるので、知ろうという姿勢が大事ですね。
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