【マネジメント】コーポレートコーチング(上) 苫米地英人
こんばんわ、読書くんです。今回は読書くんお気に入りのコーチングに関しての一冊。
【目標設定もコーチの役割】
著者は認知科学者の苫米地英人氏。HPがちょっと怪しいのはここだけの話wカーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同Cylab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、中国南開大学客座教授、全日本気功師会副会長、米国公益法人The Better World Foundation日本代表、米国教育機関TPIインターナショナル日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長、財団法人日本催眠術協会代表理事、と肩書ありすぎるのも更に怪しいですが、本自体は悪くないですwww
そもそもコーポレートコーチングとは「組織を対象にしたコーチング」のこと。
コーチの語源は馬車で、人や荷物を乗せて目的地まで連れていく乗り物のこと。要はコーチは目的地まで連れていく人のことを指すんですね。目的地がなければコーチングは意味をなさないと。
となると、やっぱり優秀なコーチはゴール設定のアドバイスまで行うことができる人となります。しかしコーチングにおいて気を付けなくてはならないのは、ゴールを押し付けないことです。コーチングはその人の中に答えがある、という考えの元、主にはヒアリングで話を聞き出します。
内発的動機でゴールが設定できるように、これまでの経験における課題や漠然とした憧れとする姿のヒアリングを行っていくのです。困ったら企業や組織のビジョン・ミッションに紐づいた接続を試みましょう。
そもそものコーチの役割とは、「エフィカシーを上げること」。エフィカシー=ゴールを達成する自己の能力の自己評価ですね。この自己評価が高い状態を「エフィカシーが高い」と表現します。
このエフィカシーを高めることがコーチの仕事です。エフィカシーを考えるうえで、「ゴールは現状の外側に設定する」ことは必須。小学生にとってケーキ屋さんになるというゴールは完全に現状の外側に存在する。しかしお菓子作りの専門学校に通っている学生にとっては思いっきり現状(の内側)に存在しているのでゴールとしてはふさわしくない。
その場合、世界一のケーキ屋、海外に100店舗展開するケーキ屋などと設定をすることで現状の外側に設定することが可能。こういうゴール設定をしてあげられるのが良いコーチ。ゴール設定の時に、現状の内側にゴール設定がなされているメンバーがいた際には、世界を広げてあげることを意識しましょう。安易な目標設定を行ってしまうとメンバーの成長は促せないと心得ると。
読書くんもいままでコーチングをコーチとしてやってきましたが、正直目標の設定がコーチのミッションだと考えたことはなかったです。ただこうやって言われると、目標設定してないとそもそもコーチングできないのだから、目標設定もするのは当たり前だなあ。。。認識を改め、部下の育成のためにコーチングを駆使して全力を尽くそうと思います。他にも様々な有益情報が詰まっているので、是非一読を。ではではー