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【仕事術】仕事の技法 田坂 広志

こんばんわ、読書くんです。今日は仕事術シリーズ。

 

仕事の技法 (講談社現代新書)

仕事の技法 (講談社現代新書)

 

 

【自省と客観】
著者は多摩大学大学院教授として社会起業家論を専門とする田坂氏。

みなさん仕事をする上でまず基本となることはなんだと思いますか?その基本となることが対話の技法だと著者は言っています。対話の種類は二種類。
・表層対話
⇒言葉のメッセージによる対話
・深層対話
⇒言葉以外のメッセージによる対話
そして、深層対話の技法を身につけることが、「仕事力」を高めると著者は語っています。表層対話力は基本の基であり、深層対話力こそが高度な能力であると。とても簡単なことを言っているようですが、意外とここがしっかりしていない人は多いですからねえー

・反省の習慣
そして二つ目が反省の習慣。反省というと自省という言葉もありますが、自省は自省でも客観的に、つまり相手の視点で振り返ることが大事だと言っています。
⇒アマチュアは自分の仕事を「自分の視点」でしか振り返ることができない。
⇒プロフェッショナルは客観的に自分の仕事を「相手の視点」「顧客の視点」「他の出席者の視点」で振り返る
⇒顧客や出席者の表情、仕草、動作に注意すれば、確実に「言葉以外のメッセージ」を感じ取る力は高まっていく(ここに深層対話が絡んできますね)

・反省会は、優れた上司や先輩とともに行うことが望ましい
⇒一人での反省においては、「小さなエゴ」が、心の奥底でいつも「自分は正しい!」「自分は優れている!」と叫んでいるから
⇒反省をノートなどに書き出すことが書くことが望ましい
⇒必ず見つめるべきは、自分の心の中にある「操作主義」
⇒相手を「動かそう」とすることではなく、相手に対する「敬意」を持たず、あたかも「物」を動かすように相手を操ろうとすること
⇒「操作主義」は、必ず見抜かれる
⇒相手が一流のプロフェッショナルや優れた顧客、賢い部下であるならば、それを容易に見抜く
⇒信頼しようとはしなくなり、黙って去っていく

一番最後は読書くんが特に仕事の中で失敗したことのひとつですね。自分が信頼しないから相手が信頼しない。相手が信頼してないんだから自分が信頼しても仕方ないじゃないか!?てきな発言があれば、それがどツボです。信頼はあくまで自分が信頼しなければはじまらない。これは理不尽に思えても真理なんだよなあ。みなさま是非一読を。
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ではではー