外資ITのお金とキャリアの話

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【ビジネス全般】THE ONE THING ゲアリー・ケラー

こんばんわ、読書くんです。今日はリーダー必読の一冊。

 

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

 

 

【とにかく的を絞れ。何がなんでも的を絞れ。】
タイトルの通りの本ではあるんですが、どうすれば成功するのか、それもあらゆる分野で。という問いにたったひとつ言えることは、THE ONE THINGだということです。

つまり「1つのことに集中すれば成功する」と。成功の秘訣は、最も大事な「1つのこと」を見つけて、そこに力を集中すること。あとはドミノ倒しのように、目覚ましい成果が得られる 。これが本書の最も大切な提言です。

・一つのことに的を絞る
仕事や人生から最大の収穫を得るには、できるだけ的を絞る事だと著者は語っています。なぜなら人には限られた時間しかないから、あれこれ手を広げると十分な事ができなくなると。すべてに優先順位をつけ、最も重要な事をやり遂げる事に全エネルギーを注ぐことが大事。これは事業を考える上で、現場で施策を回す上でも、みなさん経験したことはあるのではないでしょうか?複数のことを同じパワーでやると、何が効果があって何が効果がないのかわからなくなる。だから事前調査や分析が必要なんです。「◯◯をすることが、現状最もインパクトが大きい可能性が高い」と仮説だてる必要があります。それを勇気を持って期限を区切ってやりきる。だめだったらチェックして、また次の仮説を立てにいき実行する。いわゆるPDC力が大事なんです。

また、目覚ましい成功の成否は、ドミノ効果をつくり出せるかどうかにかかっていると。「一つのこと」は成功の核となるものであり、目覚ましい成果の出発点です。人は自分の信じるところに基づいて行動しようとしますが、あまりにも多くの事を受け入れてしまい、「一つのこと」に集中できなくなります。そして大抵、その「多くのこと」のせいで私達は考えが混乱し、行動を誤り、成功できなくなるのです。

何かに成功する確実で絶好のチャンスを得たいなら、方法は常に同じでなければいけません。これは「再現性」というやつです。「的を絞る」とは、したい事ではなく、するべき事をするという事です。それは、すべてが等しく重要とは限らない事を知り、最も重要なものを見つける事でもある。「すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である。」トルストイ、アンナ・カレニーナの有名な一説です。

仕事や人生から最大の収穫を得るには、できるだけ的を絞る事。ほとんどの人は逆だと思っている 。大成功は時間のかかる事だと考えている 。そのため、スケジュール表や、やる事リストにはやるべき事が一杯で、収拾がつかなくなっている 。

成功者ははっきりとした優先順位にもとづいて働く。パレートの法則によれば、求めるものの大部分は、行為のごく一部によってもたらされる。重要な20%を特定して、その中からさらに重要な少数を見つける。最後に最も重要な「一つのこと」に行き着くと。

人はなぜか成功するには独創的でなければいけない、と考えます。出発点から独創的で有り続けようとします。でも根本の成功法則は大体同じなんですよねー。学びの多い一冊ですので是非手にとってみてください。
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ではではー