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【ビジネス全般】コピーキャット オーデッド シェンカー

こんにちは、読書くんです。今日は事業の始まり方の型的な一冊。

 

コピーキャット―模倣者こそがイノベーションを起こす

コピーキャット―模倣者こそがイノベーションを起こす

  • 作者: オーデッドシェンカー,Oded Shenkar,井上達彦,遠藤真美
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2013/02/01
  • メディア: 単行本
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【全ては模倣から始まる】

著者は国際経営・異文化マネジメントを専攻し、世界的に有名な学者さん。まあ大体こういうのって学会系の人が書いてますよね。

 

コピーキャットとは英語で「模倣犯」のこと。なんのこと?って感じですが、これはビジネスを始まる上で模倣って欠かせないよね、ってお話です。

 

・イノベーターは模倣する
ここ十年くらいですかね?本当に化物みたいまIT企業が世界に出てきました。時価総額の上位を見れば一目瞭然。しかしその上位企業たちも、すべて模倣から始まったと著者は言っています。


歴史から紐解いていっても、通信や交通の手段が発達すると共に、模倣の機会は一気に増えました。グローバル化とテクノロジーの進歩により、模倣者の層は広がり、コストが下がり、模倣のペースが大幅に加速。倣された製品が広まるまでにかかる期間は、1877〜1930年は平均で23.1年だったのに対し、1930〜39年は9.6年に縮まり1940年以降は4.9年になったといいます。

 

ビジネスが課題解決であるからには、模倣は至極当然なのではないかなと。まあ飲食店で言う秘伝のたれの継ぎ足してきな。あくまで型があって、それを改善することで次のビジネスが生まれていくものかなと。

 

・イノベーションを成功させるための10カ条
①車輪の再発明はするな
新しく車輪を発明するのではなく、すでにある車輪よりも質が良いか安いバージョンを発明する。または他の技術と結合させて、有用なモデルを作り出すこと。
②模倣を熱狂に変えろ
模倣につきまとう負のイメージを取り払って、模倣を受け入れられやすくするだけでなく、イノベーションと同じくらいエキサイティングなものにする。模倣を正当に評価して、報酬を与える事は大きな一歩となるが、真の熱狂を呼び起こすには、企業文化の変革を推進する必要がある。
③類人猿に倣え
生存に不利な形質を持つ類人猿が厳しい環境を生き残り、繁栄できているのは、模倣能力があるからである。企業は模倣戦略を効果的かつ創造的に展開して、競争相手を追い越すべきだ。
④すぐに頭に思い浮かぶものを集めるな
ベンチマーキングやベストプラクティスが全盛の時代には、局所探索になりがちである
自分のテリトリーの外に目を向け、地理的にも視野を広げ、小さくて目立たない企業だけでなく、失敗した企業も探すこと。

 

結構金言ばかり。10ヶ条と書いて、10ヶ条全部紹介すると著者に悪いんであとは実際に購入して読んでみてくださいw

本が苦手な人はフライヤーで検索。

電子書籍派のあなたはhontoで。

ではではー