【マーケティング】あのサービスが選ばれる理由 ハリー・ベックウィス
こんばんわ、読書くんです。今回はお久しぶりのマーケティングに関する一冊。
- 作者: ハリー・ベックウィス,Harry Beckwith,花塚恵
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【サービスマーケティングのポイント】
著者はマイクロソフト、GM、ターゲットなど、フォーチュン500企業の20社以上を顧客に持つほか、ベンチャー企業のマーケティングおよびブランディングをテーマとした講演活動も世界各地で精力的に行っているハリー・ベックウィス氏。
サービスとは、何かをしますという約束にすぎない。その見えないものをいかに売るか?が大事。成功している製造業者の大半も、良く見れば単なる製造業者ではない。GEの収益の40%はサービス関連事業、ナイキはシューズ製造はせずデザインと流通販売のみをしていると。
製品マーケティングの中心である「差別化」は意味をなさず、コモディティ化の時代がきています。結果、「付加価値」をつけるか価格を下げるしかないと。では付加価値とは何か?というと、「サービス」に行き着くんですね。つまりサービスをマーケティングする、という考え方が必要なんです。まずサービスマーケティングで核となるのは、サービスそのものである。ここが一番大事。
サービス業で成功する企業は、ライバルとは全く違う事をしています。つまり製品そのものではなく、サービスで差別化することは大きな意味があるということですね。例えば、マクドナルドはファーストフードをただ改善したのではなく、徹底的にマニュアル化し、一定品質商品をスピーディに提供するという大きな差別化をしました。
コモディティ化していく時代にどこで差別化を行うのか、その差別化のポイントを間違えると激しい徒労に終わるってことですね。たまたま本日とある記事で見つけたのはアメリカの靴通販企業ザッポスのカスタマーサクセスについて。同社もカスタマーサポートの圧倒的フォロー力で他社との差別化を行いました。
簡単にモノが作れてしまう時代、簡単に情報が手に入ってしまう時代、あなたの会社はどう生き残っていきますか?という深い深い課題を考えるきっかけをもらえる一冊です。ぜひ手にとってみてください!ではではー