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【ビジネス全般】生き方-人間として一番大切なこと- 稲盛和夫

こんばんわ、読書くんです。今回は生ける伝説の経営者、稲盛氏の一冊。

 

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

 

 

【願えば叶うとは限らないが、叶っているものはすべからく願っているもの】
・思いを実現させる
読書くんが思うに、経営者とそれ以外の一番大きな違いは、その事業への「思い」かなと。著者いわく、求めたものだけが手に入るという人生の法則、人生はその人の考えた所産であるというように、経営者が経営をしていることそれ自体が求めた結果だろうなと。

 

心が呼ばないものが自分に近づいてくるはずなく、その人の心の持ち方や求めるものが、そのまま人生を現実に形作っていくと。事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思う事。それも誰よりも強く、熱意を持って願望する事が大切であると。

松下幸之助氏がよく「思わんとおきまへんなあ」とつぶやいていたという下りも非常に興味深いところでした。まず思う事の大切さを伝えている内容ですね。口に出し意識し続けること、偉大な経営者ほどレベルの高い基本が習慣化されているんだろうなと。


・構想は大胆すぎるくらいの楽観論に基づいて発想を広げる
構想を具体的に計画に移す時には打って変わって悲観論を基盤にし、あらゆるリスクを想定し、慎重かつ細心の注意を払って厳密にプランを練る。その計画をいざ実行する段階になったら、再び楽観論に従って、思いきって行動にとりかかるようにする。

 

運命というものは私たちの生の内に厳然として存在しているが、それはあらがえない宿命ではなく、心のありようによっていかようにも変えていけると。可能性とは未来の能力のこと。現在の能力でできる、できないを判断してしまっては新しい事や困難なことはいつまでたってもやり遂げられない。

 

創業したばかりの京セラは自分たちが持っていた技術水準を大きく上回る仕事を引き受けていたといいます。不可能な地点から始めて、最後は神が手を差し伸べてくれるまで必死の思いでやりつづけたと。

 

このレベルの経営者の方々って、もう色々経験して修羅場を乗り越えてきた結果、本当に本質のみしか見なくなってますよねえ。若い頃は意識できていなかっただろうとは思いますが、意識するきっかけを作り続けることは大事だろうとなんとなく思っています。可能ならばガムシャラにもがいていたであろう若かりしころの話を、若かりし頃の彼らに聞いてみたいものですwぜひ一度手にとってみてください!ではではー