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【ビジネス全般】M&A成長戦略の教科書 湊雄二

こんばんわ、読書くんです。今回はいつもとちょっと違ってM&Aに関わる一冊。

 

M&A成長戦略の教科書 現場のプロが教える全ノウハウ

M&A成長戦略の教科書 現場のプロが教える全ノウハウ

 

 

【自力でやることばかりが経営ではない】
著者はネットM&Aコンサルティングファーム代表の湊雄二氏。203年から8年間大阪府の元気出せ大阪ファンド、再生支援部主任として数多くの企業再生に携わり、M&Aの成約約100件、企業再生約50件の実績を有する人物。

 

著者いわく、M&Aは、成長戦略と経営戦略を実現する為の1つの手段。短期間に向上する為の強化練習のようなもので、通常の手段とは異なります。なぜなら、M&Aに取り組む際には、日常の判断とかけ離れた経営判断を求められるからです。

 

ではなぜそんな面倒なことをするのか。それはもちろんメリットも大きいからですね。M&Aの3大メリットが、①時間を買う②人材確保③シナジー効果を発揮、の3つです。

 

①は起業経験やベンチャーでの就業経験がある人はより納得値が高いのではないでしょうか。事業をそれなりにするにはものすごい時間と苦労がかかる。これがお金で解決できるなら安いものですよねw

②もよく聞く話ですね。なので、M&A後に人材が定着するように極力細かく丁寧にフォローするのが大事です。特

 

例えば味の素がカルピスを売却したのは、利益率とROEだと思われます。逆にアサヒは売上高とシナジー効果を狙ったと言われています。目的は概ね、縦軸に規模拡大と質的転換、横軸に既存事業に近い、新規事業にあたる、でグラフにできるでしょう。既存に知覚シナジーで規模拡大するのか、全く新規事業で質的な転換を目指すのか、といった具合ですね。

 

最近アグレッシブなM&Aを繰り返し成長しているベンチャーが見られます。ライザップさんやじげんさんなどが良い事例でしょう。ただ、こういった会社を見て「弊社も!」と思うのは時期尚早です。先の二社などは売上、シナジーなど本当に緻密に戦略を立ててM&Aを繰り返している認識です。ただどちらにしろ、大きなビジネスをする、というのは必ずしも自力で行うことばかりではない、というのは面白いですよね。ぜひ一読してみてくれると嬉しいです。ではではー