外資ITのお金とキャリアの話

外資ITで働く人がお金とキャリアについて語るブログ

【シンギュラリティ】人工知能×ビッグデータが「人事」を変える 福原 正大

こんばんわ、読書くんです。今日はシンギュラリティと題目付けましたが、簡単にいうとAI×人事の話。よくAIで人間の仕事が・・・とかいう話になりますが、むしろ仕事が効率化できるという点では、良い点のほうが多いはずなんですよね。

 

人工知能×ビッグデータが「人事」を変える

人工知能×ビッグデータが「人事」を変える

 

 

【AIとビッグデータが人事を変える】
読書くん的には人事関連でAI使うとなると書類選考とか?と思いましたが、属人的になりすぎている業務を移管できるんじゃない?と。

その最たる例は「面接」でしょうね。
『面接では採用されんがために、違う人間を装う事も可能だから、レジュメや面接での言葉もどこまで信用できるかわからない。採用につきまとうこうした落差を埋めるために、これまでは面接官や人事担当者の長年の経験と勘、いわゆる「人を見る目」が頼りにされてきたと。

しかし、その目利きの正確さのほどは実際には確かめようがないし、どうしても個人主観による偏見が入る事も問題として指摘されてきた。人工知能ビッグデータ分析の技術発達 ・米国の最先端のベンチャー企業の中には、AIを駆使し、すべて行動特性ベースで人間のデータを測定分析する技術を使って、従来の人事が抱える問題を乗り越えるところが出てきている。』
⇒これぞイノベーションですよね!属人性を残すことによるデメリットが大きい部分は残すべきではないと思うんですよね。ただ逆もまた然りで属人性があったほうがメリットが大きい部分は排除スべきではないと思うんです。それが何かという分析はありますが・・・笑


『 AIとビッグデータを活用する事で、企業の人事評価がより客観的で正確なものに進化しようとしている ・AI×ビッグデータは、知識創造のSECIモデルを高速回転させるツール 。一握りの優秀な人事パーソンや人事部長の暗黙知だけでとどまっていたノウハウをより多くの人事パーソンに開放する手段 ・経験知だけの狭い世界にとどまりがちな「人を見る目」も見開かされ、共感力も高まっていく。

例えばバイオメトリクス社では、数分で終わる20のゲームを通じて、脳科学的視点から認知および感情面における性格を測定し、各人が自らにあったキャリアを構築する最適な企業に紹介するという人材マッチングサービスを提供している。

企業は、客観的な人材データを手に入れる事ができ、紹介した人材のリクルートメント成約率が1〜10%に上がる。選考に要する期間が、半年から3ヶ月程度に短縮されるというメリットもある 。測定にゲームを利用するのは、より客観的なデータを手に入れるため。質問に答える形だと、質問で問われている事がある程度予測でき、結果として主観バイアスがかかったデータになってしまう。解答された内容や点数にはあまり注目しない

そしてここからは大本命の書類選考。これは間違いなくAIいけるはず。。。大事なのはあくまで面談面接前には担当官が読み込んで、ストーリーを組み立てるということ。この分業がAIを活かす一番大事な点だと考えています。
『レジュメを読んでスクリーニングを行う事は、転職会社や人材募集企業にとって相当な重荷。この作業をAIに任せる事ができれば、業務は一気に効率化される事となる 。人間が書く文章は、その人間の思考パターンそのものであると言われる 。文章を読めば、その人間が論理的であるかどうかはもちろん、論理を展開するクセのようなものも見えてくる 。前向きな発言が多いのか、それとも否定的な発言が多いのかで、プラス思考マイナス思考かどうかも測れる。』

非常に興味深い情報ばかりなので是非一度手にとってみてください!
ではでは