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【人事】「会社を伸ばす人材」を見つける採用面接マニュアル 齊藤之幸

こんばんわ、読書くんです。今回は読書くんの元専門分野、採用についての一冊。

 

「小さな会社」でもすぐ使える!「会社を伸ばす人材」を見つける採用面接マニュアル

「小さな会社」でもすぐ使える!「会社を伸ばす人材」を見つける採用面接マニュアル

 

 

【面接には最低限の型がある】
著者は経営評論家・コンサルタント・作家として幅広く活躍する齊藤氏。

大前提、大企業と中小企業の優れた人材の定義は違うと著者はいいます。中小企業は、社長との相性がよく、良好な人間関係が築ける人がベター。それに対して、大企業はいわゆる世間一般で言われる優秀な人を求めます。

 

大企業は学歴のフィルターを設けており、最低でも大卒以上というのが基本です。学歴なんて関係ない!と思う人も多いと思いますが、習慣的に行ってきたものがある(=大卒の場合、勉強)というのは立派なフィルターの一つになります。

 

ただ、面接官の人物評価には誤判断がいくつかあります。ハロー効果、中心化傾向、寛大化傾向などは、このご判断の典型です。面接時は、社会人の基本が出来ているかを小さな部分からも拾っていく必要があります。

 

例えば下記2つは基本的な質問事項ですね。
・業種別に分けて受けている所を聞く→明確に軸があるかを確認する。
・自社に関して、良い点と問題点をどう思っているか聞く→どこまで理解出来ているか分かる。

 

他にも、実績、表彰、自己啓発で行っている事の質問は嘘がつきにくいです。そして面接で一番見極めになるのは、仕事内容の質問から、ブレイクダウンして深掘りすることですね。やりがいのあった仕事、きつかった仕事、これからやりたい仕事の質問からチャンクダウンしていくのもあり。

 

この他にも「マネジメント人材への質問は?」「リーダー候補の人材は何を見極めるべき??」なんて内容は興味深かったです。あと読書くん的に大事だと思うのは、そのフェーズフェーズで必要となるスキルは別であるということと、どのフェーズでも求める人物像(性格、人格)はぶらさないということですかね。特に後者は迷走すると社内が悪い意味でカオスになります。まあ人柄なんて会って何回かで見極められるものじゃないんですけどねーwww

ぜひ一度手にとって見て下さい。どの会社さんも最高の採用ができますよーにwではではー