【組織】すごい会議 大橋禅太郎
こんばんわ、読書くんです。今回はITベンチャー界隈では少し有名?な組織形成についての一冊。
【会議はやり方を変えるとものすごい効力を発揮する】
みなさん、会議って無駄な部分が多すぎると感じていませんか?多分それは会議が会議をするためのものになっているからだと思います。
すごい会議とは、シリコンバレーの起業家、ハワード・ゴールドマンが、 「ガズーバ」という会社を起業したときのエピソードになぞり、 会議のやり方を説いていく、という内容のものです。 メンバーは、リーダー1名にメンバー3名という体制。
まず基礎を固めます。
■会議の目的を確認する。
・定例の会議等、目的が曖昧なまま進められていることがあり、 実際には不要であることが多い。
■紙に書いてから発表すること。
・考えがまとまるため発表に時間がかからないため。紙に書いている間は他人の意見が見えない
上記2点により、
・メンバーが緊張感をもって会議に臨む
・人の意見を気にすることなく、それを発表することができる
・参加させられている、という感じから、自分が関わっていると感じられるようになる
この大前提でさえ、実施すると大きな効力を発揮します。スタンスが変わるということが再重要です。
さらに前向きな雰囲気づくりのために
・いま達成できていることを考える
・紙に書いてブレストする
・順番に1つずつ発表する
・全員が意見を出す、という形をとる
良い会議というのは実は細かいテクニックが詰め込まれています。読書くんは若い頃、会議というものを舐めていて痛い目にあったことがあります。時間を大事にするメンバーにあたったときに「この会議って意味あります?」と言われてハッとなったことから本書を手に取りました。とくに紙に書いてブレストする、というのは大事ですね。
問題を「どのようにすれば」に置き換える
・「資金が足りない」→「どのようにすれば資金を得られるだろうか」 ・「現行の製品が売れていない」→「どのようにすれば製品が売れるか」
・「次の製品プランがない」→「どのようにすれば製品のプランをつくれるか」 →質問の形にすることで、答えを考えるようになる
思考方法の軸を統一するのは大事です。これだけでコミュニケーションコストがぐっと下がります。会議というのは思考や発言が様々な方向に拡散(悪い意味でw)されてしまうことで、一気にクオリティが下がりますからね。
言えない問題を「どのようにすれば」という形で言うことで、経営にとって重要な問題をあぶり出す
・「◯◯はどのようにすれば、メンバーとしてもっと機能するか」
・「どのようにすれば、◯◯と◯◯はうまくコミュニケーションできるか」
・「どのような機能があれば、もっと顧客は動くか」
ここまで触りレベルですが、会議で試すと爆発的な効果がある情報がもっともっと詰まっています。ぜひ手にとって読んでみてください!
ではではー