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【ビジネス全般】HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド タル・ベン・シャー

こんばんわ、読書くんです。今回は「幸せになるためには」という誰もが気になる内容の一冊。

 

HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義

HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義

  • 作者: Tal Ben‐Shahar,タル・ベンシャハー,坂本貢一
  • 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
  • 発売日: 2007/12/01
  • メディア: 単行本
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【喜びと意義の同時体験を作り出す】
著者はハーハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得。その授業には1学期あたり約1400名の学生(ハーバード大学全学生の約2割に相当)が殺到し、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ボストン・グローブ』紙など、メディアで大きく取り上げられた人物。その著者が人生をよりよくするためのシンプルな方法について書いています。

 

・習慣をつけよう
人生を変えるための斬新な方法は、自己コントロールよりもむしろ「新しい習慣の創造」であるといいます。そして、新しい習慣を創造する為には、価値のある目標に動機付けられた状態で、習慣化する活動を具体的に決め、その活動を、決まった時間帯に必ず行うようにしなければならないと。

 

習慣というものは、取り除くことが、とてつもなく困難です。つまり良い習慣を身に着けてしまえば、中長期的に人生にプラスになっていくんですね。新しい習慣の形成には21日が必要だと言われています(心理学者 ウィリアム・ジェームス)。

 

4つの幸せモデル「快楽型」「出世競争型」「悲観型」「至福型」
幸せを考える上で、人生には4つのモデルがあります。
・「出世競争型」 
出世競争型は不幸せであることが多いです。それは、彼らが目の前の学業あるいは仕事を楽しめないでいるから。そして目的地に到着しさえすれば、永遠の至福を手に出来ると誤った信念を抱いていることが多々あります。解放感と幸せを混同しており、目標を達しさえすれば、幸せになれるという幻想とともに、次々と目標を追いかけ続けます。

・「快楽型」 
快楽型は現在にしか焦点を当てていないために「現在の利益はもたらしてくれても、未来の不利益につながりかねないこと」を次々と行う傾向にあります。

・「悲観型」 
悲観型は過去に縛られて生きている傾向にあります。幸せを得ようとして失敗した過去の体験をもとに、「幸せになることなんて、そもそも不可能なことなんだ」と思い込んでいるタイプです。

・「至福型」
当たり前ですが、これが最も幸せなやつですね!w
 「どうやったら、今も未来も幸せでいられるのだろう」と自問する。ときには未来の利益のために、現在の利益を差し控えることがあっても、可能な限り多くの時間を、現在の利益を、現在の利益と未来の利益を同時にもたらしてくれる活動に振り向けることができます。

 

幸せとは、「喜びと意義の同時体験」だと著者は定義しています。
「喜び」はまさに「現在の利益」であり、私たちは、「未来の利益」をもたらしてくれる目標や活動に「意義」を見出します。意義は、「充実感」の生みの親です。自分に意義と喜びの双方をもたらしてくれる活動を特定し、それぞれの活動に正しい量の時間を振り向け、それらを実行すること。心理学のカール・ユング 「意義のある小さな体験は、それを書いている最大の体験よりも、人生の中では価値がある」といいます。

 


ここまで長々と語りましたが、先述した部分まででまとめると至極シンプルです。意義と喜びの双方をもたらしてくれる活動を特定し、それを習慣化づけること。それだけで人生は幸せな方向に向かっていきます。現代人は物事を複雑に考えすぎるんだろうなーというのが読書くんの感想です。豊かになるというのは選択肢が増えることだ、なんて論調もありますが、選びきれないほどの選択肢から選択することに時間を使ってしまう人生というのもどうなんですかねー。。。まあ結果ITのちからで簡単に選択できるサービスは生まれてくるのですが、結果的に頭を全然使わずに選ぶことになるので本末転倒的なねw余談が過ぎましたがこの他にもまだまだ有益な情報が詰まっているので、ぜひ手にとってみてください。思考の仕方を変えるだけでも人生は大きく変わりますね。ではではー