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【マーケティング】これからの時代に必要な能力とは~ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエル・ピンク~

こんばんわ、読書くんです。

 

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 

 

【これからの時代に必要な能力とは】
著者はなんだか不思議な経歴を持つダニエル・ピンク氏。『マンガ学』を高く評価し、2007年、日本の漫画を研究するためジャパン・ソサエティー(全米最大の日米交流団体)のメディア・フェローとして日本に滞在していた。『デキるやつに生まれかわる6つのレッスン』は全編をマンガで書き上げた(原作部のみ。作画者は別にいる)。過去刊行物の焼き直しやアンソロジーでなく、オリジナル刊行物を、漫画のみで刊行するという、思想書として類を見ない挑戦をした方。よくわからないけどすごい!w

 

そんな新しい境地を切り開いてきた著者だからこその一冊。
著者いわく、これからはコンセプトの時代であり、6つのセンスが重要になると。
その6つが、「デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい」。

この6つを有することで「ハイ・コンセプト」、つまりパターンやチャンスを見出し、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力が培われるといます。

 

今までの時代は左脳が重要とされてきました。言語を司るのは左脳だったため、言語を上手に扱える方が重宝されてきたからです。しかし、今後は右脳が重要とされる時代になる、と著者はいいます。

 

なぜなら、豊かさで物質的ニーズは満たされた現代において、美しさや感情面を重視する傾向が強まり、物事の意味への訴求に拍車がかかってきているからです。これは30代前半くらいまでの方なら納得できるのではないでしょうか。高いブランドや食事にお金を使うなら、楽しい体験にお金を使いたい。ディズニーにみんなで仮装をしたり、海外に旅行に行って現地のアトラクションにお金を使ったり。車も家もいらないし、なんなら結婚だって別にしなくていい。だって独身でも十分に生きていけるほどの生活水準は保ててるから。


そして今では、左脳型のルーチンワークは、アジアの国で驚くほど安いコストで行われています。先進国のナレッジワーカーは海外に委託できない新たな能力が必要になってくるのです。

 

その中でも、デザインは、アウトソーシングやオートメーション化の難しい、ハイ・コンセプトな能力です。実際アップルがあそこまでの企業になったのは、デザイン力が大きな要因といっても過言ではないでしょう。ビジネス上での差別化でも、ますます重要になってきているのが現実です。

では、具体的にどう能力を伸ばしていけば良いのか、それはぜひ本書を手にとってみてくださいw面白い人は文章書かせても面白いですね。もっと右脳を鍛えねば。。。ではではー