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【マーケティング】名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 鈴木康之

こんばんわ、読書くんです。今回はみなさまに文章を届ける読書くん的に欠かせない一冊。

 

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

 

 

【読み物であるという意識】
著者はコピーライターの鈴木康之氏。

■文章は書くものではない、読んでもらうものである
ここから面白い表現だなあと思いました。書くことには書くのですが、あくまでも「読んでもらう」ことを目的に置かなければいけないと。そして読んでもらう文章を書くためには、実用文を書く事が大事、と著者はいいます。実用文とは、人の役に立つ文のことですね。

 

■他との差別化の書き方
新製品の場合、従来の自社製品との比較のデータを数字で出すことがよくあります。
また、目に見えない事柄の差別化も可能です。

 

「マンツーマンもあります」と、「マンツーマンだけです」は、大きく違うのです。

 

これは英会話のGABAのコピー。いいですね!特に数値を用いなくても差別化ができている!!ここかコピーの妙だなあと。

人は、美味しいお寿司を食べようとするとき、天ぷらも焼肉も寿司もあります、という店ではなく、寿司だけを専門にしているお店に行く傾向にある、というのが上記説だと思います。

 

「■書き上手になろうと思うな、聞き上手になれ
話を「お取り次ぐ」だけ
 セックスのことは相談しづらい。
 性病のことは相談しづらい。
 食べて、すぐ吐いてしまうことは相談しづらい。
 夜、眠れないことは相談しづらい。
 カラダのコンプレックスは相談しづらい。
 周りから嫌われていることは相談しづらい。
 
 大人だってそうだもの、子どもだったら、なおさらです。」

 

すごい染みる文章だなと。。。コミュニケーションにしろ、ビジネスにしろ、相手のニーズを把握するのは基本です。ものすごい基本だからこそ、相当口うるさく言われることでもあります。でも文章はそこまでいわれれない不思議があるのではないでしょうか?読書くん的になんでだろーなーと、考えると、文章は一種の芸上だと思われているからなんじゃないかなと。文章の上手さは才能であり感性であると。

いつもとは違った観点で文章について考えさせられた一冊。ぜひみなさんも手にとってみてください。ではではー