【ビジネス全般】なめらかな社会をつくるためにぼくたちができること〜We are lonely,but not alone
おはようございます、読書くんです。と、ここまではいつもどおり「ですます」口調ですが、【】以降は割と素の読書くんがメモ書きしたので、感情的です(笑)。いつもとちがう感傷的になりながら前のめりに書いた文章をお楽しみください。
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐渡島庸平
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/05/09
- メディア: 単行本
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【それでもまだお金がほしいと思う中途半端さ】
「なめらか」な社会の実現、それがインターネットのもたらす功績となるのだろう。人間が本来の人間らしくいきられる社会。本来とは?例えば子供がお菓子をみて、そのままポケットにいれてしまうことはごく自然なこと(これがAmazonGOだ)。欲しいものをほしいと思ったときに手に入れようとする行為。
何を保有しているかで幸せが決まるのではなく、一人ひとりが理想とする幸せを実現する社会。
ここで思うのは自己実現欲求vs承認欲求。マズロー的には自己実現欲求がより上位、上位というかそこにたどりつくのが難しい欲求であるとしている。だってInstaがあんなに中毒性を盛っているのは承認欲求を満たすツールとして重宝されているからだ。飽きがくるのも早いが、それ以上に食いついているネットユーザーのほうがはるかに多い。
つまり我々はちょうど過渡期に入るのだと思う。そしてその我々をより具体化すると、いわゆる黎明期のアーリーアダプターたちだ。インターネットを好んでいることはもちろん、インターネットで社会がどう変わっていくかに高い関心を持つ人種。世の中には気づかずになめらかな社会になっていく事象を体現している人たちが多くいる。大企業に所属することにしがみつかずに、退職してNPOに転職した人。都心に住むことに嫌気が指し、海辺などの田舎に移住してそこから通勤している人。出世に興味はなく、周りの目など意に介さずに育児休暇・有給などを積極的に取得し家族の幸せを第一に考える人。
ただ彼らはそれがちょうど社会の潮目を変えるような行動だという自覚はない。あくまでそれをごく自然に決意し行動に移している。
彼らと話すと、我々は別視点で物事をみているのだなあと感じるとともに、頭でっかちになっている自分にも気づく。ただ世の中に変化のきっかけを与えるのはこういう頭でっかちなのだとも思っている(大きな流れを作るのは頭でっかちをは限らない)。
読書くんはなめらかな社会が来ることを切望しているし、きっと来るだろうと信じている。だからその体現者が自覚し、そしてもっと大きな波を起こしてやろうという人を増やすために、微力ながら情報を発信していきたい。We are lonely,but not alone. 私達が作っていく社会はきっと明るい。
ただ最後の最後に一言カミングアウトしておくと、なめらかな社会を切望する読書くんのような人種でも、お金は欲しいし。というかものすごく欲しい。つまりお金があるかないかでやれることの幅が決まるような生き方をまだしてしまっている。頭ではわかっていても、実現はできていないのだ。(なんでこの文章を最後に書いたかというと、途中まで書いてて自分を持ち上げ過ぎじゃない?とちょっと気持ち悪くなったから笑)。
頭の中は新世代だが、現実世界では本書の中で言う問題発見型には慣れていない。立ち止まってしまっているのだ。きっとこういう人は多いのではないか。だからこそせめてネット上で声をあげよう。少しでもなめらかな社会に貢献できるように。では