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【ビジネス全般】成長の法則とは~行動格差の時代 遠藤功&山本孝昭~

こんばんわ、読書くんです。

 

行動格差の時代 心の勢いで壁を突破する8つの力

行動格差の時代 心の勢いで壁を突破する8つの力

 

 

【成長の法則とは】
著者はローランド・ベルガー日本法人会長の遠藤氏と、株式会社ドリーム・アーツ代表取締役社長の山本氏。コンサル系企業のトップを務めるお二人が、国家・人材の成長について「行動格差」という観点で論じた一冊。

 

昨今、日本企業に勢いが乏しいのは、技術や戦略、知識の問題ではないと二人はいいます。この問題は、明らかに「行動」で劣っているからであると。

今から30年前、ビジネスにおいては「知識」が極めて有効だった。それは経営における合理的で、先端的な知識を持っている事が勝負を決する「知識格差」の時代だったからです。そして、その次に訪れたのが「情報」。どれだけ有効な情報をタイムリーに手に入れるかという「情報格差」が企業の命運を握りました。

 

しかし、これもインターネットの普及と発達によって、情報そのものがコモディティ化し、一般的な情報だけではもはや勝てない時代になってきたのは、みなさんも周知の事実ではないでしょうか。ググれば大半の情報にリーチできるいま、一般的な人たちの情報量はほぼ変わらなくなりました。(一部の専門家とは全然違いますよ。情報の厚みが違うので。)

 

そして、今我々が迎えているのは「行動格差」の時代であると。情報が氾濫する中で、より早く実践しPDCAを回していくことができるか。人は「知識を得ること=インプット」のみで成長する事は不可能であり、本来、「行動・実践する=アウトプット」によってしか成長しないものです。

 

最近では70:20:10の法則というものを耳にするようになりました。これは社会人の成長の法則で、70は実業務、20が研修、10が本ですね。読書くんも読書はしていますが、基本この法則が正しいと思っています。

人は学んだ事を活かして、現実の中で「アウトプット」しようとします。当事者として行動すれば、自ずと結果という現実に向き合い、多くの壁にぶち当たることになるでしょう。そんな当事者としての行動の繰り返しの中にこそ真の「成長」があり、「インプット」のみで成長したつもりになっているのは安易な現実逃避であると著者は言い切ります。

 

まあちょっといい方がキツイですが正しいですかねw特に日本の若手優秀層は、しのご言わずにもっと社外で動いた方が良い。社内でよりキツい仕事(きつくて成長できる仕事)をもらう⇒社外でも活動する(イベント主催・参加とか)⇒社内の研修使う⇒本を読む、こんな順番かなと。能書きだけたれてインプットだけしている人材は、ビジネスが結局人と人が協力して行うものだという認識が少し薄いのかなあと。

 

プロジェクトの成功は知見のみならず、メンバーが力を120%発揮できるかにかかっている。もちろん一人でできる仕事があればいいですが、そんな仕事はないですからね。現場で人と、多種多様でより多くの人と関わることで成長するんだよなあ、と思う今日このごろですwより成長したい、というあなたは是非手にとって見て下さい。ではではー