【経営】ディズニーランドの接客サービス―ディズニー商法がわかると、商売で本当に大切なものが見えてくる 河野 英俊
こんばんわ、読書くんです。今回は最強のテーマパークについての一冊。
ディズニーランドの接客サービス―ディズニー商法がわかると、商売で本当に大切なものが見えてくる
- 作者: 河野英俊
- 出版社/メーカー: ぱる出版
- 発売日: 2003/08
- メディア: 単行本
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【ディズニーはただ楽しいテーママークではない。】
ディズニーランドはまず、立地選定ポイントでその最強っぷりを表しています。「ディズニーランドのイメージに集中できる」「移動時間からみる限界範囲である」「広大な敷地」この3つを網羅しているところとして舞浜を選んでいます。ディズニーランドから見るに、強豪は立地戦略が甘いと嘲笑ってるんだろうなと。
ディズニーランドの次の驚異的な要素は、リピート率:97.5%という圧倒的な数値。ディズニーランドは自分たちのおもてなしが行き届くキャパシティを正しく把握しています。
・6.5万人前後:サービスがいきとどかない
・3.5万人前後:適切な人員
・2.5万人前後:空いている印象
3.5万人前後にとどまるようなサービスを徹底しているところが、最強の所以でしょう!空いている印象を与えない=ディズニーは華やかであるということを視覚的に伝えるために、ディズニーにはおまたせ対策があります。それが、ファストパス。みんなファストパス獲得のために死に物狂いになったことがあるのではないでしょうか笑。そして、全体が見える行列の並び。これもあえてそういった並びにしていると。
その他にも様々な仕掛けについて記載されていましたが、本書では一旦触りも触りの紹介に留めておきます。本書を読んで思ったのは「勝ちに不思議のかちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉。ドンピシャで当てはまる言葉ではないのですが、ディズニーランドが負ける時はきっと不思議の負けではないと自覚できるんだろうなと。それくらい徹底的に考え設計されている。ディズニーランドであれば負けても再度立ち上がれる。そう思えるような本でした。ぜひ一読を!ではではー